なんで?どうして?なぜうちの子が?
辛く苦しい検査結果。
絶対にあきらめない!
大切な愛犬が癌になってしまったらぜひやって欲しいこと。
それは食事の見直し。
見直す理由は栄養素の代謝が健康な身体の時とは変わってしまうから。
がん細胞を増やしにくい、癌に負けない食事に調整して欲しいです。
がん細胞は糖質をエネルギーにする
癌になってしまうと栄養素の代謝が健康な時と変わります。
一番変化があるのは糖質の代謝。
がん細胞が増えるためにはエネルギーが必要で、犬の体内にある単糖類をエネルギー源として増殖していく・・・
そのためできる限り食事の中から糖質を減らし良質なたんぱく質と脂質の食事にする必要があります。
糖質が多い食事は癌を進行させてしまうこともあるので、今食べている手作りごはん・ドッグフード・おやつの材料をよく確認し見直して下さい。
愛犬の食事を手作りごはんにする
手作りごはんはドライフードとは違い多くの利点があります。
添加物などを入れない食事にできること
新鮮な材料で作れること
糖質の管理ができること
愛犬の病気がわかって手作りごはんにしたいと考える飼い主さんはたくさんいます。
今までずっとドライフードを食べさせてきた飼い主さんにとって、手作りごはんをどう始めてよいかわからないという悩みがあります。
気をつけたい事、目安になる量、おすすめ食材など参考にして下さい。
毎食手作りごはんでなくても良いと思います。
忙しい朝はドライフード、夜は手作りごはんなど負担の少ないやり方で始めてみるのもいいですね。
①手作りごはんのときに気をつけること
癌がわかって手作りごはんに変える時、気をつけることがいくつかあります。
大型犬は食べる量が多いため、手づくりごはんに炭水化物をたくさん入れていることがあります。
白米がメインの食事になってることもあるでしょう。
これからの食事は炭水化物中心にならないように注意します。
健康な時の食事と同じ割合ではがん細胞を増殖させてしまうこともあるので食事の内容を見直し、食材の割合を変更します。
健康な時と栄養代謝が異なるため、食べる量は1:1.5から2:0~0.5です。
野菜が1.5から2
炭水化物は0.5以下(なくてもよい)
肉や魚の量は個体によって差があります。
愛犬の体調を見ながら調整してくださいね。
消化に負担がかかりすぎないよう、食べ過ぎには注意。
抗ガン治療やその他の治療中に食べても痩せてしまう場合があります。
そんな時は良質な脂質を増やしたり、たんぱく質を増やして体調を観察します。
がん細胞は脂質をエネルギーとして使えないので良質な脂質を使って愛犬のエネルギー不足を補います。
②調理方法
生のままでも加熱調理してもどちらでもよいです。
野菜はスープにすると食事で水分も一緒に摂れるので、加熱調理がおすすめです。
生肉の細菌が気になる時は表面だけでも火を通して与えます。
調理方法や食材の大きさなどは愛犬の体調に合わせて食べやすい状態にして下さい。
食材のサイズが小さめの方が消化に負担がかかりません。
③おすすめの食材
牛肉・豚肉・鶏肉・ラム肉
内臓類(与えすぎない)
魚(イワシ・さんま・サバ・サケ・タラ・カツオ・アジ・マグロなど)
卵
カッテージチーズ など
ブロッコリー・キャベツ・芽キャベツ・ビーツ
しいたけ・マイタケ・しめじなど
にんじん・かぼちゃ・ズッキーニ
パプリカ・トマト
セロリ・ケール・白菜など
たくさんの種類の野菜を食べさせる
脂肪酸の中のEPAやDHAはがん細胞の増殖と転移を抑制してくれるためオメガ3脂肪酸を摂る。
・カメリナオイル(コールドプレス) 270g(コールドプレス製法でオメガ3,6,9をバランスよく含み酸化に強いため常温保存が可能。加熱調理も可能)
・アルコイリス インカグリーンナッツインカインチオイル 180g(αリノレン酸を多く含むサチャインチという植物の種から摘出されたオイル。αリノレン酸は体内でDHAやEPAに変換される。抗酸化力の高いビタミンEを多く含む。開封後は冷蔵保存)
・紅花 有機亜麻仁油 170g(αリノレン酸を多く含む亜麻の種から摘出されたオイル。熱に弱い。酸化しやすい。開封後は冷蔵保存)
④手作りごはんにおすすめの本
癌をサポートしていく時に便利でわかりやすい本を紹介します。
こちらの本は俵森朋子さんがご自身の愛犬が癌になってしまった経験から、手を抜いても毎日のごはんがサポートのひとつになるように・・・との思いで作られた本です。
“経験上助けられたサプリメント”など実体験をもとに作られたレシピはとてもわかりやすく、初心者でも簡単に作れる内容です。
巻末にあるがんと生きる犬におすすめの食材早見表が毎日の犬ごはん作りをサポートしてくれるでしょう。
こちらの本はホリスティック獣医学のパイオニアである本村伸子先生が書かれた犬の癌の原因、種類や特性、サプリメントや食事療法など癌に関する多くのことが学べる本です。
こちらの著者はハワイのイホア・ジョン・バスコ獣医師です。
レシピも多く参考になりますが、日本ではなじみのない食材も出てきます。
簡単なレシピもあります。
⑤抗酸化作用のある食材とデトックス
食事つくりのなかで、抗酸化作用の高い食材を上手く利用し活性酵素を除去しましょう。
また、解毒作用の高い食材で体内の毒素を排出します。
βカロテンが豊富なカボチャ・さつまいも・ニンジンやリコピンが豊富なトマト、ビタミンCが豊富なケールやパセリは抗酸化作用が高く積極的に摂りたい食材です。
解毒作用の働きがあるシジミ・もやし・きゅうり・シソ・かぶなどの食材を利用して体内に毒素をためないようにしましょう。
ドッグフードの場合
フードの原材料を確認し、メインの材料が米、トウモロコシ、小麦粉、コーンミールなどになっている場合はフードを変更しましょう。
原材料はそのフードにたくさん含まれているものから順番に記載されています。
炭水化物の割合が高いフードは変更することをおすすめします。
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栄養回復のための和漢食事療法のドライフードは、がん細胞を増殖させない食事に必要なものが全てつまっています。
癌になってしまった時におすすめな食事には必要なことがいろいろありますが、市販のドッグフードでそれらの条件を全て満たすものをみつけることはとても大変です。
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食事に関する不安がなくなることは私たち飼い主の心の安心にもつながります。
まとめ
毎日おいしいごはんをしっかり食べて、散歩に楽しく行って、しっかりたくさんの睡眠をとって心穏やかな時間を過ごしてくれたらそれが一番。
食事の内容を少し注意するだけで変わることがあるならば、できる限りのことをしたい。
辛いとか苦しいとか悲しい気持ちでずっと過ごしたくないから、今出来ることをひとつひとつ毎日やっていくだけ。
最後に
癌の食事を紹介してる本の中に“ニンニク”を入れるというレシピがいろいろあります。
ニンニクを犬に与えることについては賛否両論ありどちらも間違いではありません。
与えることに不安があるなら無理に入れる必要はないです。
食べさせてみようかなと思った場合はごく少量を毎日でなく時々食べさせてみるところから始めるとよいです。
初めて食べる時はすりおろしたものをほんの少し、米一粒くらいから始めること。
様子を見ながら増やしても米2,3粒程度を時々与えるくらいで良いのではと思います。
チューブ入りや瓶に入ったニンニクは与えるのをやめましょう。